基礎工事とは、建物の土台となる基礎部分を造る工事のことです。建物の重さや地震の揺れなど、様々な力を地盤に伝え、不同沈下を防ぐ役割があります。基礎工事は、建物の安全性を左右する重要な工程です。
[基礎工事の重要性]
基礎工事は、建物の安全性や耐久性を左右する重要な工程です。基礎工事が適切に行われていないと、不同沈下や建物の傾き、ひび割れなどの問題が発生する可能性があります。安心して長く住める家を建てるためには、基礎工事の重要性を理解し、信頼できる業者に依頼することが大切です。
[基礎工事の種類]
直接基礎:地盤が比較的安定している場合に用いられ、ベタ基礎、布基礎、独立基礎などがあります。
杭基礎:地盤が軟弱な場合に用いられ、地盤の奥深くまで杭を打ち込み、建物を支えます。
基礎工事は、一般的に以下の手順で進められます。
1. 地縄張り:建物の配置を確認します。
2. 掘削工事:基礎を造るために地面を掘ります。
3. 砕石敷き:掘削した部分に砕石を敷き詰め、地盤を固めます。
4. 捨てコンクリートの施工:防湿シートを敷き、その上にコンクリートを打設します。
5. 鉄筋組み:設計図に基づいて鉄筋を組み上げます。
6. 型枠設置:コンクリートを流し込むための型枠を設置します。
7. コンクリート打設:型枠にコンクリートを流し込みます。
8. 養生・型枠外し:コンクリートが固まるまで養生し、その後型枠を外します。